★ 本 日 の 額縁 ★

素敵な作品をご紹介

6月の【本日の額装品】

★ 壊れた工芸品額の再額装


6月14日

皆さんこんにちは。

いつも当HPをご覧頂き有難うございます。

本日も朝からしきりに降り続ける雨。
やはり雨の日は憂鬱な気分になりますね。

わたくし雨の日で唯一良いと思うことは、
雨のおかげで夜ぐっすり眠れることです。

お店のある場所は夜も交通量が多いので、
車の音で普段あまり熟睡出来ないのです。

只、

雨の日は何故だか雑踏の音が搔き消され、
朝まで不思議と良く眠れる場所なのです。

皆さんは雨の日の方が熟睡できませんか?
ひょっとして私だけ(笑


さて、

今日の【本日の額縁】は再額装のご紹介。
壊れた工芸品額を新たな額に入替えます。

こちらの額縁はF10号クラスの大きさ。
まずは持込まれた際の状態をご覧下さい。
         👇

当店に持込まれた際の状態
額縁を上からみた状態

かなり深刻なダメージがありますね。

勿論、
この状態の修復は難しくほぼ無理です。
たとえ出来たとしてもかなりの費用が。
こうなったら新品にした方が安上がり。

お客様にも同様のご説明をさせて頂き、
オーダー額装という流れになりました。

額装仕様は全て当店にお任せという事で、
大変な重責を負ってしまいました(笑

雰囲気をガラリと変えてとも思いました。

が、

壊れた額縁に近づけた額装が良いと判断。
そうと決まれば早速額装工程に入ります。
         👇

数日後、

額縁工房にてようやく完成しました。

壊れた額縁に出来るだけ近づけました。

フレームカラーとマットカラーは、
落着いた雰囲気のカラーで統一!

あまり落着き過ぎてもアレなので、
マットは面金仕様にしてみました。

面金仕様にする事で作品が際立ちます。

また今回の作品は工芸品と言う事もあり、
表面のガラスは敢えて省きました。

省いた事でお値段も重量もより軽くなり、
一石二鳥の形になりました。

更に良いことに表面ガラスを省いた事で、
作品に直接光があたり神秘的な雰囲気に。

作品中央の富士山が盛り上っているので、
光が屈折して色々な見え方をするのです。

となれば差し詰め、
【一石三鳥】
といったところでしょうか(笑

作品自体にはエクボ傷等が多少あります。
額縁が壊れた際に出来た傷との事でした。

でもよほど近づかなければ分かりません。

全体的にはとても綺麗に仕上がったかと。
結果、お客様にも大変喜んで頂きました。

みなさまもお家に壊れた額縁ありませんか。

中身の作品が無傷なら早めの額装がお勧め。

是非、再額装の際は当店にご用命下さいね。



工芸品額の額装完成品

★ 当店一番人気の和額とは!


6月12日

皆さんこんにちは。

いつも当HPをご覧頂き有難うございます。

本格的な梅雨の時期。
ジメジメした過ごし難いお天気が続きます。

ニュースでは台風1号も発生したのだとか。
大災害が起こらなければと祈るばかりです。


さて、

今日の【本日の額縁】は和額作品のご紹介。
こちらの和額は当店で一番人気の和額です。

皆さん『和額』って聞かれた事ありますか。

『和額』とは、

主に色紙や板書パネルを入れる額縁の事で、
F4・F6・F8・F10の規格サイズです。

厚みが約20ミリ程のキャンバスを入れる、
油彩画規格品のFと殆ど同寸法になるので、
薄い作品を入れる時が和額とお考え下さい。

今回ご紹介させて頂く作品の大きさはF10。
通常の規格品の和額では最も大きなサイズ。

お客様より額装依頼頂いたこちらの作品。
和紙の<ちぎり絵様式>で竹林が描かれ、
全体を占める緑の使分けが特に秀逸です。

こちらの額装を担当したフレーマー曰く、

「まさにプロレベル」
「見事なまでの出来」

と工房内で職人同士ベタ褒め状態でした。

そのベタ褒めF10号『竹林』がコチラ👇







F10号 和額 『竹林の図』

如何ですかみなさん。

見事なまでの表現力でしょ。

竹の葉の上部【残雪】の表現が特に凄い!

わたくし個人的にこちらの作品大好きで、
お客様にお願いして造ってもらおうかと。
本当にそう思えるような素敵な作品です。

また素敵な作品をさらに際立たせるのが、
今回使用した本格的な塗り形状の和額縁。

額縁フレームの材質は品質の良い木製で、
艶有ブラウンが高級感を演出しています。

価格からは想像もつかない程の良い額縁。
お客様から非常に高い支持を得ています。

皆様、今回の作品如何だったでしょうか。

和紙の持つ魅力を堪能して頂けましたか。

今回、

素晴らしい作品を額装させて頂けました。
本額装依頼をして下さいましたお客様に、
心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。




★ オードリー・ヘップバーン


6月10日

皆さんこんにちは。

いつも当HPをご覧頂き有難うございます。

とうとう東海地方も梅雨入りしましたね。
毎年この時期は一時的に体調を崩し易く、
わたくしの最も苦手な季節なのです。

皆様も体調管理には十分お気をつけ下さい。

さて、

今日の【本日の額縁】は往年の銀幕スター。
オードリー・ヘップバーンの額装品です。

素敵なカレンダーを持って来て頂いたのは、
愛知県東海市からお越しのM様ご夫婦です。

ご夫婦は息ピッタリでとっても仲が良く、
なんでもお二人で相談されてます。

ご主人は優しい笑顔でお話して下さります。
奥様は可愛らしい感じでチャーミングな方。
お二方共に好感度100%のお客様です。

そんな素敵なご夫婦が今回持参されたのは、
2月ごとの合計6枚からなるカレンダーで、
すべてモノトーン仕様になっています。

当初、
お客様は気入った1枚だけをピックアップ、
この作品1枚のみ額装するおつもりでした。
そして完成したオーダー額装品がコチラ👇

カレンダー実寸そのままの額装

カレンダー作品ピッタリのオーダー額装で、
マットボード等は無い仕様で承りました。

ところが、

1枚額装後にやはりもう1枚というお話に。

但し、

こちらの作品は一つだけ条件がありました。

それはカレンダーの日付部分を全て隠す事。

そこで考えたのがマットで日付を隠す方法。
この方法であれば違和感なく飾る事が出来、
元の作品がカレンダーだと気付かれません。

急遽、

お客様に好きなマットカラーを選んで頂き、
窓抜き部分に<面金>パーツも加えました。

これにより額装品がよりゴージャスになり、
額縁のグレードが数ランクUPした感じに!
面金は費用対効果抜群のアイテムなのです。

こちらの面金は殆どのマットに装着が可能。
面金の他にも面銀などのカラーがあります。

今回のマットボード面金仕様如何でしょう。

かなり攻めたマットカラーではありますが、
当店でも人気ベスト5に入るマットです。

当店人気のGカラーのオーダーフレームと、
これまた人気の面金マット仕様の組合せ。
なかなかイイ味出していますよね。

ここままNYの映画館のロビーに飾っても、
全く遜色の無い仕上がりだと思います。

皆さんも自宅押入れに丸めて閉まっている、
カレンダーやポスターなどはありませんか。

ただ丸めて保管しておくだけでは勿体無い。
お気に入りの作品を是非額装してみては!

面金マットボード仕様で額装

★ 大人気のウエルカムボード

6月5日

皆さんこんにちは。

いつも当HPをご覧頂き有難うございます。

当店では、
6月に入って連日立続けにご注文頂く額縁。
ホワイトを基調としたウエルカムフレーム。
つまり用途はウエルカムボードになります。



ウエルカムボード 1

毎年この時期に極集中するイベント
ジューン・ブライド『6月の花嫁』

ちょうど梅雨の時期と毎年重なりますが、
6月のウエルカムボード人気は健在です。

当店HPの更新情報にも記載しましたが、
本日も何組かいらっしゃいました。

本日お越し下されたのは新婦のご友人方。
賑やかな女子グループ御一行様でした。

後学のため当店にお越し頂いた経緯を、
お嬢さん方皆さんに其々お聞きした所、
以前当店を利用下さいましたお友達が、
私共のお店を紹介して下さった様です。

「津島からホームページを見てきました」
「こちらで購入されて喜ばれてましたよ」
「なんか幸せになるジンクスあるみたい」
「私の時もお世話になろうかしら(笑」

と、嬉しいお言葉たくさん頂戴しました。

そうなんです。

実は、

>幸せになるジンクスあるみたい

他のお客様にも同じ事を言われたんです。

勿論、
他のお客様とは以前当店ご利用のお客様。

正確にはウエルカム額をご購入頂きました、
当時カップル現在ご夫婦のお客様からです。

当店でウエルカムボードご購入のお客様が、
仲睦まじく暮らされている事をお聞きして、
すごくうれしく感じました。

そんなジンクスが当店にあるのであれば、
たくさんの幸せカップルに来て頂きたい。
そんな想いでいっぱいです。

ご結婚される方々の一助になれば幸いです。

★ 名古屋の著名な洋画家による陶板画

6月3日

皆さんこんにちは。

いつも当HPをご覧頂き有難うございます。

6月に入って一発目の【本日の額縁】は、
名古屋市生まれの著名な洋画家でもある、
『杉本健吉』画伯の陶板画オーダー額です。

まずはお客様が当店に持込まれた際の状態
         👇

落下による額縁破損の状態での持込
額縁コーナー四隅が全て開いた状態

如何ですか。

とても良い額縁に入っているのですが、
額縁コーナー四隅が全て開いています。

折角の額縁(たぶんオーダー額縁)が、
見るも無残な姿になっています。

お客様曰く、
突然落下して壊れてしまったのだとか。

これは、
当店に持込まれる最もポピュラーなケース。
ある方は金具が外れまたある方は紐が切れ、
最終的に床に穴が開いてしまわれるケース。

今回こちらの作品をお持ち下されたお客様、
なんとか中の作品は無事で本当に良かった。

洋画家『杉村健吉』画伯の陶板画
奇跡的に額縁内の本作品は無傷

こちらの陶板画にピッタリサイズの額縁は、
既製品の額縁では見当たりませんでした。

そこでお客様と二人三脚で額縁選びです。

お客様のお好みで選んで頂いたフレームは、
渋めで重厚感あるこちらのフレームです👇

選ばれたオーダーフレームとライナー
まずは一度両者を組合わせてみます
ライナー無しフレームのみにした場合
最終的にライナー有り仕様に決定です

お客様がまず悩まれたのはライナーの有無。

ライナー有と無しでは全く違った雰囲気に。

ライナー有の場合は油彩画仕様になり、
無い場合はデッサン額仕様に見えます。

結果、ライナー有の油彩画仕様に決定です。


次にお客様が悩まれたのはガラスの有無。

勿論ガラスにする場合はUVアクリル仕様、
重量軽減の為にもアクリルは必須条件です。

最終的にお客様が選択されたのはガラス無。

額縁の中に入れる作品が今回陶板画なので、
ガラスが無くても大丈夫と言う判断です。

個人的にはガラス無しに賛成です。

理由としては陶板画自体がかなり重いので、
少しでもフレームに負担を掛けなくする為。

また作品表面は硬い陶磁器なので、
紫外線の影響をあまり受けない事。
ホコリが付いても簡単に拭ける事。

以上の理由から陶板画にガラスは不要かと。

あくまで私の個人的な見解です。
ケースバイケースでOKですよ。

最終的に決まった仕様で製作した額装品が、
約一週間後にめでたく出来上がりました。
        👇

数日後オーダー額装が完成しました